・そもそも株価が決まる仕組みは?

そもそも株価が決まる仕組みは?

株価は投資家達の意見を集約したもの

株価が決まる仕組みは「板」を紹介したときに説明いたしました。
そして、朝に市場が開くときの株価は前日の株価をそのまま引き継ぐわけではありません。
前日終値とは差が開いて翌日スタートすることもあります。
その銘柄に対して嫌な雰囲気が広がれば株価は下がってスタートしますし、強気の人が増えれば上がってスタートします。
特に前日と状況が変わらなければ前日の終値とほぼ同じような値段でスタートします。

 

そして、朝の株価の決まり方ですが、これの説明にも板を使います。
これは、初心者の方はわかりにくいかもしれないので、わからない場合は、今はわからないままでも構いません。
後で知識が整理されてきたら見ていただければ、と思います。

 

 

先ほどの板をまた持ってきました。

 

売り注文の数 気配値(=値段) 買い注文の数

500

2005

 

400

2004

 

800

2003

 

900

2002

 

2100

2001

 

 

2000

1800

 

1999

2800

 

1998

1000

 

1997

700

 

1996

500

 

1995

200

このとき2001円の買い注文を出せば ザラ場中なら約定します。   しかし、市場が開かれる前の段階 (朝8時〜9時)では約定せず残ります。

 

売り注文の数 気配値(=値段) 買い注文の数

500

2005

500

400

2004

300

800

2003

700

900

2002

600

2100

2001

100

200

2000

1800

300

1999

2800

600

1998

1000

1000

1997

700

500

1996

500

800

1995

200

こんな感じでそれぞれの価格に注文が残っています。 朝、実際に表示される板は情報がまとめられているので こういう風には表示されませんが、 実際フタをあけてみるとこういう感じになっています。

 

 

では、この状態からどういう風に値段を決めるかと言うと・・・ ↓の図をご覧ください。

 

悪い値段から合計 売り注文の数 気配値(=値段) 買い注文の数 悪い値段から合計
8100 

500

2005

500

500↓
↑7600

400

2004

300

800↓
↑7200

800

2003

700

1500↓
↑6400

900

2002

600

2100↓
↑5500

2100

2001

100

2200↓
↑3400

200

2000

1800

4000↓
↑3200

300

1999

2800

6800↓
↑2900

600

1998

1000

7800↓
↑2300

1000

1997

700

8500↓
↑1300

500

1996

500

9000↓
↑800

800

1995

200

9200
それぞれの注文数を悪い値段から合計していきます。 悪い値段というのは、買い注文の場合の悪い値段=高い値段。売り注文の場合の悪い値段=安い値段を指します。(悪いというのは便宜上の表現です。) なぜ合計していくかというと、1995円1996円で売りたいと思っている人でも2000円で売れるならその方がお得ですよね。安く買って高く売るのが基本ですから。なので安い値段で売ろうとしている人に「その値段よりもう少し高く売れるよ」と言って少し高い値段の方に集めていくわけです。買いも然りで、高い指値を出している人には「もう少し安く買えるよ」と誘導してくるわけです。

 

ここで買い総数と売り総数の力が釣り合っているところを探します。2001円では買い合計2200株に対し、売り5500株ですね。売りが優勢です。

 

2000円だと買い総数4000株に対し、売り3400株で買い優勢。 なので釣り合っているところは2000円と2001円の間なので、このどちらかに決定します。   そして、この段階では成り行き注文はカウントしません。 成り行き注文は、このように指値を集めて値段を決定したあとその値段で成り行き同士ぶつけあって、残ったの成り行きが指値にぶつかっていきます。   先ほども申し上げましたが、ここに書いた内容は初心者の方には少し難しい&今すぐ知っておくべきことではないので、後回しでも構いません(^^;)

値段の限界。ストップ高。ストップ安。

ちなみに、 日本で売買される株式には値幅制限があります。

 

例えば上記の例で言えば1600〜2400円が値幅制限になったりします。この値幅は全ての銘柄に同じ幅ではなく、それぞれ決まります。 これは「株価が一気に動きすぎないように」というために決められています。その範囲を超えた価格は付きません。

 

ただ、その範囲というのは1日ごとに動いていくので、永久に株価が守られるというわけではありません。 ものすごく悪いニュースが出て投資家達がこの株を一気に売りたい売りたいと殺到して1600円まで下がったとしましょう。 それ以降は1600円の売り注文が積もっていきます。「1599円でもいいから売りたい」というのは認められません。 1600円で買いたい人が現れるまで待つしかないのです。 そして値幅制限は1日ごとに変わるので、この日そのまま1600円で買いたい人が現れず終わりましたとしましょう。

 

次の日は前日終値1600円をベースにして値幅制限が1300〜1900という風に決まったりします。 そして朝実際の株価が決定します。決まり方は上記した通りです。 なので前日からの売りたい売りたいという流れがまだ残っていれば1600円から続きでスタートではなく、 1500円スタートになったり、1400円スタートになったりします。 値幅制限に達した場合、高値の方はストップ高、安値の方はストップ安と言います。
それぞれの銘柄には株価の上限下限が決められている。

 

豆知識ですが、
連続ストップ高は「フィスコ」が18日連続(2009年2月2日 - 2月26日)
連続ストップ安は「光通信」が20日連続(2000年3月31日 - 4月27日)
という記録があります。(wikipediaより引用)

 

また、個別銘柄だけでなく、先物市場にも値幅制限があります。
これをサーキットブレーカーと言います。
最近でサーキットブレーカーが発動した例はいずれも下落時のものです。
リーマンショックや東日本大震災のときに日経平均は大幅下落し、サーキットブレーカーが発動しました。
そして2013年5月の大幅下落時もサーキットブレーカーが発動しました。
わかりやすく言うと、日経平均のストップ安ですね^^;;