初めての株式投資。初心者でも稼げるテクニック。

・オプション取引もう1歩深く。

オプション取引についての基本的な仕組みやポイントについては
前回のページでご紹介いたしました。
このページではもう1歩踏み込んだ、発展的な内容について
お話ししていきたいと思います。

 

オプション同士の組み合わせ

例えば相場の停滞が予想され、上下どちらにも
あまり動きそうにないと予想される場合には、コールとプットを両方売ります。
両側でプレミアムを受け取ることができるので利益が大きいです。
これをストラドルの売り(ショートストラドル)と言います。
ただし上昇、下落どちらの場合でも大きく動くと大きな損失となるので、
ハイリスクな手法と言えます。

 

逆に、どちらかはわからないけど大きく動きそうだ、
と予想される場合にはコールプット両方買うことで
ダブルのプレミアム損失が出ますが、
大きく動けばそれ上回る利益を出すことができます。
これをストラドルの買い(ロングストラドル)と言います。

 

ストラドルの買い又は売りどちらの場合でも
権利価格の遠いものや近いものを選ぶかによって、
損益の規模や損益分岐点が変わってきます。

 

また、同じ行使価格で限月の違うオプションを組み合わせたり、
行使価格の違うコールをそれぞれを両建てするなど・・・、
オプションの組み合わせは幅広い戦略がとれます。
証券会社のサービスで損益のシュミレーターが
使えるところもありますので、色々と考えてみるととても面白いです。

 

先物との組み合わせ

オプションは先物と組み合わせて考えられることも多いです。

簡単に例をあげてみましょう。
日経平均の下値は堅く、上昇はしないとしても下落こそない!
と予想できる場合に、まずプットを売ります。
プットの売りなので日経平均下落で損失、停滞か上昇で利益です。
その後、もし日経平均が下げてきた場合に、
先物を売り建てることでプット売りのリスクを和らげられます
(日経平均下落でプット売りの損失が、先物売りの利益で相殺)
この場合、日経平均上昇の利益も先物売りの損失で相殺されますが、
日経平均に変動があまりない場合には先物損益なしで
プット売りのプレミアムが利益になります。

 

一方で、どちらかと言えば下がりそうだけど自信がない。
というようなときには先物売りをしつつコール買いで上昇への保険をかける方法なども。
(自信がないときはトレードを控えるべきだ!という意見もありますが。)

 

基本的に、オプションの「プレミアム」がからくりとなって
様々な組み合わせを作り出すことができます。
上記例の下落こそないと予想されるなら、先物買いを建てれば良いのでは?
と思う方もいるかもしれませんね。
オプションは時間の経過でプレミアムが減少していくことや、
株価の停滞時にも損益が発生するという特徴がポイントとなるので、
結果的には似通ったタイプのポートフォリオでも
よく見ると少し違うものができますので、
実際に、又はバーチャルでポートフォリオを構成してみて
値動きとポートフォリオの損益を観察していってみてください。
実際にポジションを持ったり計算してみるのが、理解する近道でもあり、
金融工学的な面白さを体感できるかもしれません!
(バーチャルなら複数パターンできますので、とても勉強になります。)

 

ギリシャ指標、デルタ・ガンマ・ベガ・セータ

オプション取引に絡む4つのギリシャ指標については難解であり、
初心者の方は取引する上であまり意識する必要がないと
私は考えていますので詳しくはご紹介しません。
理論を学ぶ上では大事な指標かもしれませんが、
個人のトレーダーでデルタ以外の指標がどうだと
話しているのはあまり聞かないので・・・。

 

デルタは原資産価格の変化に対して
オプション価格がどれくらい変動するかということで、
簡単に言うと、日経平均の変動に対して
どれくらいプレミアムが変化するか、ということです。

 

先物1枚買いだとデルタ+1になり、
先物1枚売りだとデルタは−1になります。
ミニはそれぞれ0.1です。
なので、ポートフォリオのデルタがプラスだと、
日経平均上昇のときに利益
が出るポジション構成。
デルタがマイナスであると、日経平均下落で利益が出る構成です。

 

個別株や先物やオプションの組み合わせをしていくと、
だんだんと複雑になっていきますので、
デルタを見て調整することでポジションの傾きを管理できます。