・株式ってどういう風に売買されてるの?

株式ってどういう風に売買されているの?

株式は株式市場で取引されています。
そしてみなさんの「株を買いたい」「株を売りたい」という注文を証券会社がみなさんの代わりに取引所に提出して売買が成立していく、という形ですね。
なので、みなさんは直接証券取引所まで足を運ばずとも、今の時代はネットで証券会社のページにアクセスして注文を出すだけで売買ができるんですね。

 

市場には個人や機関の投資家が同じように参加する。外国から参加してくる投資家も多い。

そして、証券取引所で売買するのは基本的に参加者同士です。取引所が主体となって株を買い取ったり売ったりということはありません。
参加者は個人の方もいれば会社のお金を使って参加してくる「機関投資家」もいます。さらに外国から参加してくる人も多いです。
市場のバランスから言うと機関や外国人投資家や個人でも大金を持っている人たちというのが市場に与える影響はとても大きいです。
個人が少しずつ株を買って株価が上がっていてもこのような大口の投資家がドカッとその株を売って株価がガクッと下がった場合、
個人の投資家はあわてて株を売り払い、さらに株価は下がり、まだ株を持っている人たちは含み損が膨らむ・・・というようなことはあります。
他の点を考慮しても、簡単に言えば「相場は金持ちが有利」だと思います。しかし、お金持ちではない人でもうまく立ち回ることも可能だと考えています。大きな投資家には力がありますが、小さな投資家には小回りがきくのです。それについてはまた後述しますが、とにかく、それぞれの参加者は自分の資産量や知識などの属性がありますから、それに合った投資スタイルを心がけることが重要だと思います。

市場には様々な種類の投資家がいる

 

 

例えばソニーの株を買いたいと思ったAさんが「ソニーの株を買いたい。100株2000円で買いたい。」と注文を出したとします。

ソニーは最低単元が100株なので、100株ごとの売買になります。単元は銘柄によって異なり、1株単位のものや1000株単位のものがあります。
そしてソニーの株を持っていて売りたいと思ったBさんが「ソニーの株を売りたい。100株2500円で売りたい。」と注文を出したとします。
これではお互いの注文が合っていないので、この2人の間では売買は成立しません。

 

ここで、ソニーの株をどうしても欲しいCさんが現れて「2500円でもいいから買いたい。」と注文を出したとします。
こうなるとBさんとCさんで意見が合ったので2500円で100株の売買が成立します。(売買が成立することを「約定」と言います。)

 

そして2500円でたくさん売買されていて「2500円で売りたい」という人がまだたくさん残っている状況で
2500円で買いたいではなく3000円で買いたいとい注文を出したらどうなるかいうと、これは結論から言えば2500円になります。
この仕組みについては後述しますが、現在の株価に近い注文から受け付けていくという形です。

 

これを説明するために、「板」というものを見てみましょう。 板というのは参加者たちの注文をまとめて表に表したものです。

 

 

売り注文の数 気配値(=値段) 買い注文の数

500

2005

 

400

2004

 

800

2003

 

900

2002

 

2100

2001

 

3200

2000

100

 

1999

2800

 

1998

1000

 

1997

700

 

1996

500

 

1995

200

例えば、こんな感じです。見方を説明します。赤文字で書いてある2000円のところを見てください。売り注文の数3200、買いが100ですね。これは、2000円で売りたい人たちが何人かいて、その合計が3200株ってことです。まあ、見たまんまですね。そして、買いたい人が100株分買いたいと言っています。これは約定します。3200株から100株約定するので、残りは3100株になります。3200株のうちどの100株が約定するかは、売り注文を出した順番になります。

 

売り注文の数 気配値(=値段) 買い注文の数

500

2005

 

400

2004

 

800

2003

 

900

2002

 

2100

2001

 

3100

2000

 

 

1999

2800

 

1998

1000

 

1997

700

 

1996

500

 

1995

200

3200株から100株約定して、 売り注文の残りが3100株になりました。
 
さらにワンステップ
上記の状態の板に5000株の買い注文を出してみましょう。 「5000株2000円で買いたい」注文と 「いくらでもいいから5000株買いたい」という注文の仕方があります。 (このように、「いくらでもいいから」と値段を指定せず とにかく売買したいときの注文を「成り行き注文」と言います。 反対に値段を指定して「〜〜円で売買したい」というのは「指値注文」と言います。)

値段を指定して出す注文を「指値」
値段を指定せず即時売買する注文を「成り行き」と言います。

★5000株の買い注文を2000円の指値で出した場合 ★5000株の買い注文を成り行きで出した場合

 

売り注文の数 気配値(=値段) 買い注文の数

500

2005

 

400

2004

 

800

2003

 

900

2002

 

2100

2001

 

 

2000

1900

 

1999

2800

 

1998

1000

 

1997

700

 

1996

500

 

1995

200

 

売り注文の数 気配値(=値段) 買い注文の数

500

2005

 

400

2004

 

800

2003

 

900

2002

 

200

2001

 

 

2000

 

 

1999

2800

 

1998

1000

 

1997

700

 

1996

500

 

1995

200

5000株を2000円の指値で出した場合は、 3100株が約定し、1900株は約定せず、「2000円1900株」のまま注文が板に残る。指値買いはその値段の売りがあればぶつかって約定。ない時は出した買い注文は残る。 5000株を成り行きで出した場合は、 3100株が2000円で約定し、残りの1900株は2001円で売買される。 2001円には2100株の売り注文があるのでこれとぶつかり、買い注文は全て消化され、売り注文が2100-1900=200残る。 これで買い注文5000株は全て「2000円3100株、2001円1900株」という結果で約定。成り行き買いは、売り方が出した売り注文に全てぶつけて約定する。

 売買の注文についてとその処理のされ方がわかりましたでしょうか?

 

売り注文の数 気配値(=値段) 買い注文の数

500

2005

 

400

2004

 

800

2003

 

900

2002

 

2100

2001

 

3100

2000

 

 

1999

2800

 

1998

1000

 

1997

700

 

1996

500

 

1995

200

ちなみに、この状態から2005円の指値買い注文を出したりするとどうなるかと言えば、これは結論から言うと2000円として約定します。

 

一応、一番有利な条件(=最も安く売れる)で約定するようになってます。 結果的には成り行き注文に近いですね。

 

逆に、1995円の売り注文だと1999円で約定します。 これも一番有利な条件(=最も高く売れる)になります。