・信用取引を上手く使い株主優待をリスク無くゲット!


株主優待では特に人気の高い日本マクドナルドHD。
マクドナルドでは6月末と12月末に株主優待の権利が手に入るため、
その時期には特に売買が活発になる。

 

株主優待を狙った売買〜「権利付き最終日」と「権利落ち」〜

やっぱり株を売買する上で大きな魅力となる株主優待。
それに関連した売買も多いです。
ここで株主優待をもらえる権利が確定する日のことを「権利確定日」と言います。
上記したようにマクドナルドの場合、権利確定日は6月末と12月末です。
しかし、末日に株を持っていれば良いわけではありません。
3営業日前には株を買って置かなければならないのです。
この「3営業日前」というのを「権利付き最終日」と言います。
権利付き最終日に株を買っておくと権利確定日に権利が確定するわけです。
なので、権利付き最終日を頂点として、その少し前から株主優待狙いの買いが増えてきます。
そして権利付き最終日の翌日からは、目的を終えた投資家達の売りが集中します。
これによって株価は下落する傾向にあります。これを「権利落ち」と言います。
(冒頭で引用したチャートを見ても、6月末日から2日前(=権利付き最終日の翌日)で、
大きく株価を下げているのがわかりますね。
このチャートは日足なので1つ1つのローソクが1日の株価を表しています。
2013/07と書いてある線上のローソクが7月1日でその1つ左隣が6月末日です。)

 

信用取引を上手く使って株主優待を賢くゲット

上記したように、株主優待を狙った売買が多くなると
権利落ちで株価を大きく下げる傾向にあります。
なので、せっかく株主優待をもらっても株価下落による損失の方が大きいと元も子もありませんね。
そこで、株主優待を賢くゲットする方法をご紹介します。
信用取引による両建てです。
両建てとは同じ銘柄について買いと売りと両方入れることです。
ここでは、現物買いと信用売りを組み合わせて株主優待をゲットします。
現物買いがあるので株主優待がもらえるのは当然わかりますね。
そして、信用売りがあるので、権利落ちによる株価下落の損失をそのまま補填できるわけです。
仕組みとしては簡単ですね。
ちなみに、この両建ての方法をとる場合は、配当金は受け取れません。
(厳密には、信用売りは配当金を支払わなければなりません。
現物買いで配当金をもらって、信用売りで配当金を支払って、結果チャラという仕組みです。)

 

逆日歩に注意!

また、ここで気を付けなければならないのが「逆日歩」です。
逆日歩とは、詳しい説明をすると難しいのですが、簡単に言うと
ある銘柄について、信用売りが集中しすぎた場合、売り方が支払わなければならないコスト」です。
信用売りというのは株を借りてきて売るものですので、信用売りが集中しすぎると株が不足します。
そこで売り方は逆日歩を支払わなければならなくなります。
逆日歩が発生した場合は、公表されますので確認しましょう。
逆日歩の数値×持ち株数の金額を毎日支払うことになります。
逆日歩がいくらというのはケースバイケースなのでなんとも言えませんが、
株主優待狙いの売買なら、高くて数千円程度ですかね。もっとかかる場合もありますが・・・。
なので、株主優待狙いの両建てで株主優待の利益よりも大きな損失を逆日歩で被ることがあります
株主優待2000円分の買い物券を狙った両建てをしたら逆日歩が3000円だった・・・とかとか。

 

では結局良い方法はないじゃんか・・・と落胆なさらないでください。
また、助っ人が登場します。「一般信用取引」です。

逆日歩のかからない「一般信用取引」

信用取引には「制度信用売り」と「一般信用売り」があります。
一般信用取引なら逆日歩がかかりません。
(一般信用取引に対応している証券会社は少ないのですが・・・)
松井証券。カブドットコム証券。大和証券。岩井コスモ証券。の4社が一般信用取引に対応しています。
逆日歩のリスクなく株主優待をゲットしたい人は一般信用取引を使うと良いでしょう。

 

一般信用取引の信用売りデメリットとしては貸株料が少し高い。(信用買いについても金利が高い。)
なので、制度信用取引よりは少しコストがかかります
ただ、一般信用取引には返済期限がないというのも大きな特徴です。
制度信用取引は半年の返済期限があります。個人投資家ならそんなに気にならないところですけどね。