・チャートや板から得られる情報はたくさんある

チャートや板から得られる情報

チャートや板から得られる情報というのはたくさんあります。
情報をのせている会社のサービスでチャートにそれぞれ線を引いたりしてくれますし、簡単に見られます。
チャートについては簡単なことは前述しました。
細かい見方や分析については後述します。
チャートを見るときは、線を引いたりしてどっち側に行きそうかなと予測してみたり、
出来高や値動きと組み合わせてエネルギーが強いかどうか考えてみたり
行くとしたらここらへんまで行くかなと目標値を立ててみたり、というのに使います。

 

「板」から得られる情報

板は細かい値動きが見られて、その現在の雰囲気がつかめますね。
注文数も見られますから「大きな売りがあるな」とか「今大きな買いが入った!」というのもわかります。
これは直近の流れを予測するのにすごくヒントになります。
だいたい、きりの良い株価のところには注文が多く入っていて厚い壁のようになっています。
この価格の近くになると「売り注文がすごく多い!」と皆が思います。
そして「だからこれ以上は上がらないな」と思い買う人が減り株価は下がっていく、というのが単純な話です。

 

投資家達の心理を操るように売買注文を出したりして株価を動かそうとする「見せ板」

このように板を見ている人たちの心理を煽るように、
売買の意図がないのに大量の注文を出して株価を操作しようとする人もいます。
これは結構たくさんあります。これを見せ板と言います。
これはやってはいけない行為だとはっきり決められています。
ただ、売買する意図があるかどうかといった点などで見せ板かどうか判断が難しいという話もありますが、
これは明らかに見せ板だろうと思えるものもあります。嫌な話ですね。
なのでみなさんは板を見るときに、見せ板を見破る力があれば素晴らしいのですが、最初はわからないと思うので、
簡単にあわてたりしないこと、冷静に値動きを追うこと、を意識しましょう。

 

板の厚い方に株価が動く?

そして逆に「株価は板の厚い方に動く」と主張する人達もいます。
実際に株価がどっちに行くかは売り買いのバランスなので、上がるときは上がるし下がるときは下がるというのが
当たり前だし、それ以上はっきりしたことは言えませんが、
厚い板に動く派の主張にも一理あるので紹介します。
例を挙げます。

売り注文の数

気配値(=値段)

買い注文の数

143600

2005

 

244000

2004

 

181800

2003

 

194500

2002

 

314600

2001

 

765200

2000

 

 

1999

128500

 

1998

83000

 

1997

107900

 

1996

75100

 

1995

112200

こんな感じです。売り注文の方が多いですね?これが売り板が厚いという状態です。

これを全て買い2006円までいくのは難しそうだと一瞬思いますよね?
そして諦めて株価が下がる、それを利用する見せ板――という話はさっきしました。
今回は逆の厚いほうに動くパターンです。大口投資家の気持ちになって考えてみてください。
大口投資家の市場に与える力は大きいですから、大口の立場になって考えるというのは有効な戦略です。
例えばこの銘柄を100万株持っている投資家がいたとしましょう。
その投資家が株を売ろうとするとどうなるでしょう。
1999円から1995円まで合わせても約50万株の買いしか入っていません。
そして基本的には株価が遠くなると入っている注文も少なくなりますから
100万株売るとなると一気に1980円ぐらいまで達してしまいそうです。
そうすると最後の方はとても安くいっていることになりますから不利なんです。
持ち株を高く売りたいのは誰でもそうですよね?

 

逆に100万株買いたいと考えている人は2000円と2001円ですべて仕込めます。
それが実際に起こると厚かった板が一気に食われて2002円まですぐに達します。
そうするとそれを見た投資家達が少し強気になります。

 

というパターンもありえるということなんですね。
つまり板の厚いところの方が仕掛けをしやすい、処理をしやすい、というのが板の厚いほうに動く派の主張です。

 

 

ただ、もちろん現実として板の厚さがどうであっても株価はどっちにいくかは100%はわかりませんから、
個別の状況で「どういうことが起こっているだろう」「どういうことが起きるだろう」と考えるようにしましょう。

 

チャートや板から得られる情報はたくさんある。