・業績や事業内容から将来の株価を予想する「ファンダメンタル分析」

業績や事業内容から将来の株価を予想する「ファンダメンタル分析」

業績や事業の内容から将来の株価を予想することをファンダメンタル分析と言います。
それとは別に、株価の動き(チャートや板から情報を得る)を見て将来の株価を予想することをテクニカル分析と言います。
ポイントとしては、ファンダメンタルは長期的な視点で理詰めで判断します。
逆にテクニカルは短期的な視点で株価の流れや勢いなどを見ます。

 

結論から言うと、どちらも大切です。どちらに特化するのもよくないです。どちらについても高い洞察力を持つことが大事です。

 

 

ファンダメンタル分析から説明しましょう。
よくある手法から言うと企業がそれぞれ出している決算の報告書を読んでみたり、公表されている数値を見てみて
この企業は実績があるのに株価はあまり高くないな、と思ったり(=割安だと思えるものを買う)
この企業は今の事業がヒットして今後爆発しそうだ、と思ったりしたときに買うための手法です。(=これから成長しそうなものを買う)
四季報を見れば企業の情報は乗っていますのでそこでも見れますし、
企業ごとのホームページに行けば決算なども見られるようになっています。

 

http://magagene.blog.fc2.com/
↑三菱UFJフィナンシャル・グループの2013年度中間決算説明会の資料の一部を拝借してきました。
このような企業が出す決算などの報告(IR)を読んで、投資家達は投資判断を下します。

 

ここでファンダメンタル分析について大事なワードを紹介しておきます。
PERとPBRです。これは企業の割安か割高かを示してくれる数値です。
ただ、もちろん割安だから今後買われるはずとか、割高だからこれからはもう買われないとか安易に判断はすべきではありませんが、
参考情報の1つとしては良い機能を果たすと思います。

 

PERとは

PERは企業の1株あたりの収益と株価の割合を表しています。株価÷1株あたりの利益、で計算します。
株価が2000円で1株あたりの利益が100円だとしたらPERは2000÷100で20倍となります。
PERの数値が低いほど割安と言えます。
株価が変わらなければ100円の利益を同じように20年出し続ければ2000円の株価に追いつき、
元が取れたという見方もできます。
もちろん株価が上がればPERも上がりますし、株価が下がればPERも下がります。
利益がたくさん出ればPERは下がりますし、利益が減ればPERは上がります。
東証一部の銘柄だと10倍〜20倍がよく見る数値ですが、
極端に市場からの評価が低い場合5倍を切り、3倍前後にまで低下している銘柄や、
逆に急に期待が集まると100倍を超えても、なお続伸し続けるような銘柄もありますね。
PER100倍を超えるような銘柄はいわゆるバブル状態になっているものも多いので、
直後に急落する可能性もあり、手を出さない方が賢明だと考えます。
PERの比較は全体の中ではなく業種別にわけてその中で比較したり、
1つの銘柄でも過去の推移から割高、割安を判断するのが望ましいと思います。

 

PBRとは

PBRは企業の1株あたりの純資産と株価の割合を表しています。株価÷1株あたりの総資産、で計算します。
解散価値という言葉で説明されることもありますね。
基本的には1倍を基準としています。1倍というのは株価と1株あたりの純資産が等しいということです。
会社が倒産したとき必要経費以外の純資産は株主がもらえるので、
1株当たりの純資産よりも株価が安い(=PBR1倍以下)ということは、
解散したときの価値よりも市場での評価が低いということです。
そのとき会社がつぶれたら株主は儲かります。PBRも低いほど割安です。
例えば、純資産が20億円で発行株数100万株で株価が2000円だとすると
1株あたりの純資産は20億÷100万で2000円となります。
株価が2000円なので、ちょうどPBRは1倍です。
純資産が増えるとPBRは下がります。
純資産が減るとPBRは上がります。