・売買のスタイル。デイトレ、スイング、スキャルピングって?

売買のスタイル。デイトレ、スイング、スキャルピングって?

売買のスタイルには色々あります。それぞれを紹介します。

 

  • スキャルピング:株価がほんの数円でも上がったら売るというような細かい利益を何度も重ねることにより利益を伸ばしていく方法
  • デイトレード:売買を1日の中で完結させる方法。オーバーナイトリスクがないのでその点で安心。
  • スイングトレード:だいたい数日〜1週間で売買を完結させる方法。利益の効率で言えばスイングやデイトレが一番だと思います。
  • 中期の投資:数週間〜数か月持ち続ける方法
  • 長期の投資:数年単位で持つ方法。有名なバフェット氏も長期で持つ投資家ですね。

 

どれにしましょうとかこれにすべきという話はありませんが、その人の投資の目的や属性によって適したスタイルが見えてきます。
配当金や優待が目的で、売買益にはあまり興味がないというなら長期で持ち続けるのが適していますし、
スキャルピングやデイトレは基本的に一日中様子を見続けていないといけないので、時間がとれる人でないと厳しいです。

 

ざっくり言うと、短期売買ほど難しい。

語弊があるかもしれませんが、簡潔に結論から言うと短期ほど難しいです。
なので、株取引に慣れていないうちは長期保有から始めた方が無難です。
何故かと言うと、短期の値動きではおよそ理論で言い表しがたいような、
経験を重ねて体感でなんとなくわかってくるような動き方をすることがあり、
また、外部から受ける影響が相対的に大きくなるからです。
外部から受ける影響とは、事件や事故、海外情勢や為替レートなど・・・、
上げていくとキリがありませんが、株価は様々な要素から影響を受けていて、
各銘柄の業績や事業内容が導く適正な株価になっていくのは時間がかかります。
よく株の本に書かれていたり著名投資家が言っていますが、
いわゆる優良な銘柄でも短期では下げることもある。ということです。

 

さらに、デイトレやスキャルピングなどの短期売買をするなら
やはり長時間ずっとパソコン画面に張り付くようにして、
株価の値動きを監視していく必要があり、
兼業の方など、時間がとれない方には向いていません。

 

高騰株や仕手株に注意

そして短期売買が難しいというのは、ここにも理由があります。
短期で株価が大きく銘柄というのは仕手株に始まり、
そうと言い切れない銘柄にしても、
根本的な構造は似通っていて理論株価なんてものは二の次であり、
参加者達の流れでバーッと上がった後に、一気にサーッと引いてしまうものです。
最近では「イナゴ」という用語も流行していますね。
こういう銘柄や、直近で大きな材料が出た時などは、
一気に多くの参加者が集まってきて(出来高が急騰します。)
大きな力が加わり、非常に荒い値動きをするので、
慣れていないうちは手を出さない方が賢明です。

 

値動きが大きいので、一気に儲けられるような気がしてきますが、
同じく一気に損をする可能性もあるわけで、
結局、リスクリターンで売買を考えていくと、
きちんと理論で裏付けのしやすい長期の売買の方が、
割に合っている
と私は考えています。

 

それで慣れてきてから、短期売買も始めるのも遅くありません。

 

短期売買は手数料の面からも不利

短期での売買は長期での売買に比べて売買回数がかさむので、
その分、手数料が多くかかってきます。
ネット証券各社のサービス競争で手数料はかなりお得になってきましたが、
短期売買でたくさん取引を重ねるとやはり膨大な手数料を払うことになります。
私自身も、昔はあまり深く考えていませんでしたが、
(手数料なんかそっちのけで、売買益だけを追い求めてました。)
ある時にしっかりと計算してみたら思ったよりも多くの手数料を
払っていたことがわかり、ショックを受けたことがあります。。。
これは自身がどれくらい売買をするかで調整できるものですが、
やはり短期で売買を繰り返すよりかは、長期で考えた方がお得です。

 

取引の方法やスタイルは色々種類がある。人それぞれ違っていて当然。

 

 

売買のスタイルを自分自身で決めつける必要はありませんが、
売買するにあたってはその売買の根拠やその後のシナリオをはっきり持つことが重要です。

例えば「この株は最近調子がいいから今買えば、数日以内で上がってるだろう」と考え買ったとします。これはスイング目的ですね。
そして、予想外に数日たっても下がってしまったとします。その場合はすぐに売るべきです。
ここで、ダメなのが「下がっちゃったけど、あともう数日待てば上がるはず」と進路変更してしまうことです。
これはあと数日かけてなんとか回復してほしいというただの「願望」であり、「予測」ではありません。
そしてずるずるとさらに株価が下がってしまった場合「もう長期覚悟で持ち続けて回復を待とう」とただ我慢するだけになってしまったり・・・

 

スイング目的で勝ったなら、数日ですぐ売る。長期に進路変更して塩漬けなどは典型的な失敗パターン。

 

どんなに完璧に分析したつもりでも100パーセント予想通りになることはありえません。
なぜなら、株価はコンピュータが理論で計算して決めるものではなく、投資家達の思惑の集まりによって決まっていくものだからです。
自分がどんなに自信のある予測ができても、他の投資家たちがそう思っていなければ株価は上がらないのです。
アベノミクス相場に関しても自分がどんなに経済的な知識があり自信を持って「アベノミクスは失敗する」と思っていても
他の投資家達がアベノミクスに期待していれば株価は上がっていきます。

 

世界的にも有名な経済学者が株価の予想に失敗し「これは相場が間違っている」と言ったという有名な話があります。
その学者の言っていることは正しいかもしれません。相場は理論的に間違った動きをしているかもしれません。
しかし、それは利益にならないのです。

 

自分で予測をすることはとても大事なことですが、それと市場が合っていなければ
どっちが正しいかということではなく、悔しくても相場に合わせる、というのが利益を生み出すために重要です。
学校のテストのように、答えが間違っても考え方が良ければ部分点をくれるというようなことは、株取引ではありません。
どんなに優れた分析をしても間違っていれば、損失となってしまいます。

 

相場は結果が全て。正しさよりも利益の方が重要ですよね?