・アベノミクスとは何か知ろう

アベノミクスとは何か知ろう

アベノミクスとは、現安倍政権による「3本の矢」を中心とした政策のことを指します。
ここではアベノミクスが全く分からない方、経済について何も知らないという方に向けて
イメージがつかめるようわかりやすく説明します。さらに詳しい内容については個人で調べてみてください。
3本の矢とは「金融緩和」「財政政策」「成長戦略」の3つを指しています。

 

  • 金融緩和・・・市場に出回るお金の量を増やすことで、お金の循環が良くなるようにする。
  • 財政政策・・・復興支援や地域のためなど、なるべく良いお金の使い方を考え実行する。
  • 成長戦略・・・民間の企業がより活発に事業をできるよう税制度を変えたりして支援する。

 

アベノミクスにより、期待が集まる安倍総理。

 

 

これまでの日本の状況

ポイントは「デフレ」と「円高」

 

今までの日本はデフレ状態にありました。デフレとは簡単に言うと「お金を使わない循環です。」
将来への不安から家庭や企業はお金を使うより貯めて備える傾向になり、それが社会全体で起きると
お金を使う人が少ないわけですから企業の収益が減り、賃金が減り、収入が減り、さらにお金を使わなくなる・・・というイメージです。

 

さらに、最近までは強い円高になっていました。
円高というのは「アメリカのドルやEUのユーロに対して、日本の円が人気」ということです。
なぜ円高状態にあったかというのは世界の国家間で様々な要因があるので一口では説明しきれませんが、
とにかく世界の資産家達の間では日本の「円」という通貨が人気であったということです。

 

 

円高・円安って・・・?

円高というのは例えば1ドル100円に対して1ドル80円の方が円高です。
経済のことをほとんど知らない人にとって最初はイメージがわきにくいかもしれませんので物を例にしてみましょう。
りんご1個とみかん100個を交換したいAさんがいるとします。Aさんが次の日気分が変わってりんご1個に対してみかん10個にしました。
りんご1個でみかんを10個もらえる今日よりも、100個もらえる昨日の方が、りんごの価値は高いですよね?
それと同じで1ドルでみかん10個もらえるより、100個もらえる方が1ドルの価値は高く、
1ドルで80円もらえるより、100円もらえる方が1ドルの価値が高い(=ドル高)ということです。
1ドル80円というのは割り算すると0.0125ドル=1円です。1ドル100円は0.01ドル=1円です。
1円0.01ドルより1円0.0125ドルの方が1円の価値は高いですよね?つまり、1ドル80円の方が1ドル100円よりも円高なんです。

 

円高だと何がいけないの?

円高だと困るのが輸出企業です。反対に、輸入企業は円高だと助かります。
なぜかというと、輸出企業(例えば自動車など)が車を海外に輸出して売ったとします。
車が100ドルで売れました。これを円安のとき(1ドル100円)だと、100ドルで売れたので10000円で売れたと計算できます。
でも、円高のとき(1ドル80円)だと、8000円にしかならないのです。
同じ商品が同じように売れても円高か円安かで企業の儲けが変わって来るのです。
反対に輸入企業がアメリカの車を輸入して日本で売ろうとしたとしましょう。アメリカで車を100ドルで仕入れたとします。
円高のときは8000円で仕入れたのに、円安のときは10000円かかってしまうのです。
日本を代表するメインの企業は輸出企業が多いため、簡単に言うと円高だと日本の企業は苦しくなります
なので円安時の方が輸出企業は儲けが増えますからその企業の株も人気になり、株価が上がります。

 

 

そして、つい最近の傾向で言えば輸出企業だけに限らず円安か円高かによって日本全体の株価が大きく左右されている、ということです。

初心者の方は簡潔に「円安になれば株価が上がりやすい」と思っていて大丈夫です。

だから例えば日本の夜中にアメリカで事件や事故が起きたりしてドルの価値が下がって日本円の価値が上がる(=円高になる)と、翌日の日本の株式市場では全体的に株価が下がってスタートになる、という感じです。
もちろん他に大きな下げ要因があるときは下がりますし、為替と連動している現在の構造も今後変わる可能性はあります。
ただ、現在は為替と株価は連動していると言えます。

 

そんな今までの日本を変えるために

 

そして第二次安倍政権はこの状況から脱却しようと考えています。
つまりデフレからインフレの方向に、円高から円安の方向に、しようという考えです。
簡単に言えば、お金を使わない循環のデフレから、お金を使う循環のインフレです。
これはどっちが良くてどっちが悪いと簡単に言えるものではありませんが、今までの日本は
強すぎるデフレであったから、ある程度インフレ方向に戻すべきだという考えですね。

 

そして、この機会に日本銀行の総裁が新しく黒田総裁になりました。
黒田総裁は金融緩和をしてアベノミクスに貢献していると言えます。異次元の金融緩和と呼ばれているやつです。
金融緩和とは市場にお金をたくさん流すことです。それによってお金の流れが良くなり企業や投資家が活発に行動できるようになり、市場がより元気になっていく、、という感じです。
金融緩和に関してはこのように日本銀行が頑張っています。そしてアベノミクスが理想通り成功するかどうかは「成長戦略」にかかっているといわれていますが、現在、成長戦略に関する詳しい内容はまだ発表されておらず、成長戦略への期待と金融緩和で株価が上昇している、というわけですね。